2015年01月23日(金)
【おすすめart】 アンディ・ゴールズワージー
子供のころ、図画工作の授業などで、
自然のものを使って作品をつくったことはありませんか?
画用紙に、
いろんな形の葉っぱや木の実で貼り絵を作ったり、
紙の下に葉っぱを敷いて、
クレヨンで擦って葉脈を写し出したり…
夢中になったことが思い出されます。
今日は、自然と関わった美しい芸術作品を
制作するアーティスト、
アンディー・ゴールズワージー(Andy Goldsworthy)を
ご紹介したいと思います。
表紙にもインパクトのあるこの作品集、
10年以上前に買ったものです。
美しくて、不思議。
どうやってつくったんだろう?
と想像するのが楽しいです。
そして、使っているのは
木、葉っぱ、石、砂、雪、氷…
ありふれた自然物だから、
葉っぱの貼り絵の延長線上のような、
親しみやすさもあります。
でもそれを壮大なスケールで、または緻密すぎる作業でやっているところ、
そして、作品のなんとも言えないはかなさが、魅力です。
たとえば、キズ一つなく真っ赤に紅葉した葉っぱや、
真っ白でぴかぴかの石なんかを見付けて宝物にした、
わくわくした気持ちが、
作品の中に隠れている気がします。
↑これなんて…
ちょっとやってみたくなりませんか?
彼の作品には、
春の草花を使ったものもありますが、
秋や冬の景色のなかの作品に、とくに力を感じる気がしました。
これは、ウッドデポのアトリエ前の風景です。
琵琶湖から続く瀬田川は季節ごとにいろんな表情を見せてくれます。
今朝はとても寒かったですが、やはり
アンディー・ゴールズワージーの真似事がしてみたくなるような、
静かで美しい冬の風景でした。