2015年4月27日(月)
お部屋のドア、開き戸にする?引き戸にする?
お家をご計画中のお客様がよく悩まれるポイントに、
「室内ドアは開き戸にするか、引き戸にするか」
というのがあります。
工法、間取りによって、ここは開き戸、または引き戸しかできない、という場所については、
設計士さんがきちんとご提案くださると思います。
引き戸は、扉を引き込みたい部分に柱や筋交い(すじかい)があれば採用できませんし、
開き戸は、扉を開けることのできるスペースが必要です。
でも、選択の自由がきくところでは、
お部屋にとってベストな形式の扉を設けたいですね。
開き戸にするか引き戸にするか、
どんなポイントをチェックして決めたらよいでしょう。
いろんな角度から、比べてみたいと思います。
【間取り・スペースで決める】
開き戸の場合、例えばこんなチェックポイントがあります。
幅の狭い直線廊下などは、ドアを急に開いたときに人にぶつかる場合があるので、
可能ならば引き戸にしたり、室内側に開けるようにします。
また、狭いスペースにドアが密集しているときは、ドア同士が干渉することがないかをチェックします。
その点、引き戸の場合は扉の前のスペースは取りません。
ただ、扉を引き込む壁面が必要となります。
その壁面はデッドスペースになりますのでご注意です。
【密閉度・防音性で決める】
密閉度・防音性は開き戸のほうが高くなります。
にぎやかなLDKと個室をつなぐドアや、
寝室、書斎などには開き戸がおすすめです。
逆に、開放感を重視して、ゆるやかに仕切りたい場所では引き戸がいい、
ということになります。
開けた状態もすっきりしています。
【「使う人」で決める】
人には、動作の丁寧な人と、大雑把な動きをしてしまう人がいます。
子供はしつけていくことができますが、
大人はなかなか変われるものではありません(笑)。
ご家族のなかに、開き戸を「バーン!」
…この癖がなかなか治らない!という人がいるのなら、、
いっそ引き戸中心のお家にしてしまうのはいかがでしょう。
もちろん、引き戸だからって雑に扱っていいというものではありませんが、
でも引き戸枠には「ソフトクローズ機能」というものがつけられます。
この機能がついていると、
引き戸を閉めるとき、勢いでバーンと閉まらず、
少しブレーキがかかる感じでゆっくり閉まってくれます。
ウッドデポの引き戸枠セットにも、この機能はついています。
※ただ、引き戸を開けるときにはこの機能はありませんので、
扉が枠に当たる部分に目立たない戸当たりゴムなどを付けることをお薦めします。
※ウッドデポの引き戸枠セットがリニューアル!
閉める時だけでなく、開ける時もソフト機能がつきました。
ぜひご利用ください。
そして、とても大切なことなのでこちらで書くまでもありませんが、
お年寄りがいらしゃるお家は、引き戸中心でプランされると思います。
開き戸に比べて少ない力で開け閉めができます。
【価格で決める】
価格で比べてみます。
ウッドデポのドア枠セットを比較しますと、
(室内ドア用)開き戸枠セット(在来壁用) 22,171円+税
(室内ドア用)引き戸枠セット(在来壁用) 32,057円+税
約1万円の価格差で、開き戸のほうがお安くなっています。
施工にかかる費用でも差が出てくる場合が多いのではないでしょうか。
【見た目で決める!】
ウッドデポのドアを気に入ってくださるお施主様には、
「引き戸も便利だけど、開き戸にしたほうが雰囲気が素敵!」
そう思われる方が多いかもしれません。
フレンチスタイル、北欧風などの外国風のインテリア。
その世界を大切にされるなら、開き戸です。
画像のドアはこちら:(木製室内ドア) プレミアム フレンチドア
ドアノブはこちら:(室内用ドアノブ) オールドタウン
お洒落なドアノブの選択肢もたくさんあり、
楽しく選べますよね。
とは言え、引き戸だって素敵に演出することはできます。
画像のドアはこちら:(木製室内ドア) カフェ2ドア・レトロガラス
引き戸用ノブはこちら:(室内用ドアノブ) 引き戸用ノブ・アンティーク色
こちらの、ちょっと大きめのスクエア型の引き戸用ノブ。
これを使うと「引き戸だけど和っぽくならない」と思いませんか?
これは実際にアトリエで使用していて、使用感も気に入っています。
引き戸枠が目立ってしまうのが気になる場合は、
壁とドア枠を同色にするとすっきりしますよ。
また、次の画像のような、
ポケットドア(壁のなかにおさまってしまう引き戸。引き込み戸ともいいます。)もおすすめです。
ドア枠はこちら:(室内ドア用) ポケットドアフレームセット
ウッドデポでは、トイレのドアがポケットドアになっています。
引き戸は全開にすると壁の中にすっぽりおさまります。
扉を閉めるときは、引き戸用ノブのつまみを引き出してドアを引っぱりだします。
以上、いろいろなチェックポイントがありますので、
開き戸がいい、引き戸がいいとは一概にはいえませんが、
いちばん目立つ場所のドアは、とっておきの、
一番気に入ったドアとドアノブを選んでください。
大ざっぱな家族がいたら引き戸…なんて書きましたが、
そのドアがお家のシンボルになれば、
みんなが大切につかってくれるはず、、
設計士さんと相談されながら、
ベストな形がみつかりますように。
もちろん、ドア選びに迷ったら、
ウッドデポにもお気軽にお電話くださいね!