2016年5月16日(月)
60年代のアンクルトリス
こんにちは!
今日のコラムでは、我が家にあるちょっとした古き良きものを紹介してみます。
こちら、アンクルトリスの置物。
1960年代の、トリスウイスキーのノベルティだと思います。
この柳原良平氏のデザイン、
懐かしく感じられる世代の方もおられるのではないでしょうか。
父の実家である田舎の家で、飾り棚でこけしやお土産物のなかに混ざって飾られていたのを気に入り、
家につれてきてからもう10年以上たちました。
うちでは、「トリスのおじさん」って呼んでいます。
すでに我が家の風景の一部となっていたおじさんですが、
最近放映されているトリスウイスキーのCMでこの置物が使われているのを見て、
ちょっとうれしくてコラムで取り上げてみました。
ピストルを構えて葉巻をくわえてハードボイルド。でもとぼけた表情がかわいいトリスのおじさん。
うしろ姿はこんなかんじです。
実はおじさんの正体は楊枝入れ、っていうところが昭和っぽくてまたいいです。
パソコンデスクの前の棚がおじさんの定位置です。
祖父母の家はレトロやヴィンテージの宝庫なので、譲り受けたものはほかにもいろいろありますが、
そのモノたちが田舎の静かな家で何十年と過ごしてきた歴史を思うと、
こんな小さな雑貨でもなんとなく「受け継いだ」という使命感を感じ、
これからも大切にしないといけないなと思います。
さて、昭和を代表するイラストレーターの一人である柳原良平さんは、
こんな名作絵本も残されています。
「かお かお どんなかお」。
いろんな顔が次々出てくるだけの素朴な絵本ですが、
どれもなかなか味わい深い表情で、
「あまーい顔、やってみて?」なんて子どもと一緒に顔真似しながら読むととても喜んでくれます。
赤ちゃんから楽しめる絵本です。
小さい子へのちょっとしたプレゼントに、おすすめですよ。